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第22章 chapter3 ④ 2度目のリスタート


「失礼な! 今さっき言った褒美は次のためにボクが用意してる動機とは全く関係ないよ!」
モノクマが怒った様子で反論したけど、日頃の行いからしてみんなは疑うばっかりだった。
「もー、本当だって。そうやって疑ってばっかじゃオマエラ禿げちゃうよ? もういいや、オマエラ全員禿げちゃえ。言うことも言ったし、ボクはもう帰るよ。そんじゃあねー!」
「あっおい、待てよ!」
最後の方は捲し立てるように言って、そのままモノクマはレストランから立ち去ってしまった。
「……今の、どう思う?」
千秋ちゃんがみんなに聞いた。
「どうって……わからねーよ」
「だな、モノクマの考えることはわからん」
みんな一様に「わからない」と言う。
「でもさ、見に行く価値はあると思うよ」
狛枝くんが自信ありげに人差し指を立てた。
「モノクマの言うことが本当だったら動機絡みじゃないし、未来機関の手掛かりがあるなら見ておかないとね」
未来機関の手掛かり……困ったなぁ。
「日向クンももちろん行くんだよね? 希望ヶ峰学園時代のプロフィールを見れば、キミの輝かしい才能が明らかになるかもしれないよ」
「あ……あぁ、そうだな」
日向くんはやや迷いながらも頷いた。
日向くんの才能って確か………いや、そんなこと関係ない。日向くんは才能なんか無くったって私達の立派な仲間なんだ。
「考えてみりゃあ、動機っつったって誰も動かなけりゃいいだけの話だよな」
左右田くんが少し余裕のある顔をして言う。
「今まで3回もモノクマが動機を俺たちに出してきたけど、まだ誰一人として死んでねーじゃん。ちょっとくらい大丈夫じゃね?」
その言葉の後に、小さく舌打ちが聞こえた。
位置からして……九頭龍くんかな?。
よく見るとペコちゃんも険しい顔してるし、真昼ちゃんも若干顔色悪くしてる。
この3人は「大丈夫」とは言えないんだろうな………。
「希灯サンも無事に戻って来れたんだし、きっと上手くいくと思う。僕はみんなを信じるよ……!」
花村くんがみんなを励ますように言った。
言葉に、いつもより頼もしさが感じられる。
みんな花村くんみたいに決心がつけられたらいいんだけどな。……でも、絶対に簡単に出来ることじゃないから仕方ないか。
「つーかよぉ……テメー本当に何ともねぇのか?」
ふいに九頭龍くんが私の体をまじまじと見ながら言った。
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