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第22章 chapter3 ④ 2度目のリスタート
弐大くんが近付いてきて、悔しそうに目を瞑って拳を握りしめた。
「すまんのう……ワシもお前さんほど勘が良ければ、お前さんがこんな目に遭わんで済んだはずじゃ」
『いいんだよ、弐大くん。ほら、私死なずに戻ってこれたでしょ?。それでいいんだよ。』
「そうか………そうじゃな。生きて帰って来れたんじゃ! お前さんは立派ぜよ!」
ガッハッハと笑う弐大くんから頭をわしわし撫でられていると、モノミちゃんが慌てた顔で私の足元まで走ってきた。
「もう動いて大丈夫なんでちゅか? 無理はいけまちぇんよ!」
『もう治っちゃったよ。心配してくれてありがとう。』
「ごめんなちゃい……。あちしが盾になったくらいじゃ何も変わりませんでちた………結局希灯さんには大怪我をさせてしまいまちたね」
盾……?。
モノミちゃんの言葉で、バズーカを撃たれた瞬間のことが頭に甦った。
確かあの時、白とピンクの塊が………。
『……あれって先生だったの?。私の方こそごめんね。スペア減らしちゃったりとか……。それに、先生が守ってくれてなかったら、私絶対直撃で死んでたよ。本当にありがとう。』
「ど、どういたちまちて」
モノミちゃんは涙目で嬉しそうに笑ってくれた。
「誉稀ちゃん、おかえりっすー!」
「希灯おねぇー、わたしもうあんたの遺影作っちゃったんだけどー」
「ほらほら、照れ隠ししない方がいいよ。あのね誉稀ちゃん、日寄子ちゃんは誉稀ちゃんが無事に帰ってくるようにって写真飾ってお祈りしてたんだよ」
黒縁の写真立てを突きつけてくるヒヨコちゃんを真昼ちゃんが代弁してくれた。
「ちっ違うよー! わたしはただ悪霊になりませんようにってやってただけなの!!」
顔を真っ赤にしてヒヨコちゃんが抗議する。
何だか自然と頬が緩むのを感じた。
『……ありがとう、ヒヨコちゃん。』
「うるさい! 勘違いしないでよね、死に損ないのくせにッ」
『あはは、まだ死んじゃいられないからね。』
ヒヨコちゃんも一応心配してくれてたみたい。
何だか嬉しいな。
「はいはいオマエラ、感動の再会のとこ悪いけどさっきの説明の続きするよ」
私の目の前にパッとモノクマが飛び出て話を戻そうとした。
『その前に、さっきの説明とやらを私に簡単にでいいから教えてくれないかな。』