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第22章 chapter3 ④ 2度目のリスタート
『……あー、今何時だろう。』
目が覚めたら、すっかりと空は青くなっていた。
もう昼過ぎてるだろうな……。
起き上がって、体を伸ばした。
肩や肘からペキペキと音が鳴る。
『……はぁっ、とりあえず外に出よ。』
ベッドから下りて部屋を出た。
みんなの様子を確かめよう。
すぐ隣の狛枝くんの病室を覗いてみる。
『………あれ、居ない?。』
その横の終里さんの病室も開けてみたけど居ない。
更に横の唯吹ちゃんの方もやっぱり居ない。
2階も見てみたけど、誰も居なかった。
仕方なく病院を出る。
『えーっと……。』
とりあえずホテルに行こうかな。
もしモーテルに行っても何人かは感染るだとか何だとか言って、まともに対応してくれるかどうか怪しいし。
そう考えてホテルへと向かった。
『それにしても……人がいない。』
私の他に16人もいるんだから少しくらい見かけてもいいんだろうけどな。
ホテルの前まで来て、誰にも会わないことを疑問に思った。
『……どっかに集まってるのかな?。』
でも今日は何か集まることとかあったっけ。
色々考えながらレストランへの階段を上ると、みんなの声が聞こえてきた。
あぁ、なんだ。みんなはここに居たのか。
安堵の溜め息を小さく吐くと、レストランからモノクマの声が響いた。
「実はね、飽きちゃったんですよ」
モノクマも居たんだ。この台詞、以前の時にも聞いたな。……よかった、みんな治ったんだね。
安心してレストランに入る。
みんな揃っていた。そこにはモノクマとモノミちゃんも居る。
『えっと……おはよう、みんな。』
階段から上がってきた私に気付き振り返った何人かと目が合って、取り敢えずそう言った。
「な……何でここにいるんだ? 怪我は大丈夫なのか………?」
幽霊でも見るかのような目で左右田くんが私を指差した。
『え? うん、大丈夫。』
右腕をクイッと上げて力こぶをつくる振りをしてみせる。
「おい、罪木。希灯の病状をお前は「歩き回れる程度には回復している」と言ったな……」
「ふぇぇ……? はっはい……そそ、そうですけど」
威圧感のある口調で言う十神くんに脅える罪木さん。
でも、次には十神くんはフッと口角を上げて笑った。
「……全快じゃないか」