第13章 支配者の時間
殺せんせー「光さんは、飲み込みが早いですからねぇ。この
難易度の高い問題をしてみましょうか。」
光「…?文章の抜き出しじゃねーみたいだけど、主人公の心情なんて
どこから考えればいいんだ?」
…俺は勉強に対して、だけじゃねーけど、とにかく本気でやる。
昔からの癖だろーけど。
すると、いきなり…ぐにゃんっと殺せんせーの顔が歪んだ。
光「うおっ!?なんだ!?」
殺せんせー「急に暗殺しないで下さい、カルマ君!!それ避けると残像が全部
乱れるんです!!」
全員「「「「意外と繊細なんだこの分身!!」」」」
なんだ、赤羽が暗殺したのか。
光「おい、赤羽~。暗殺するヒマがあったら勉強しろよー」
カルマ「えー?俺、別にココの範囲ぐらい楽勝だし。なんなら、俺が教えて
あげよーか?光ちゃん。」
そう言った赤羽はニヤニヤしていた。挑発か?
光「生憎、俺は赤羽より順位上だから。赤羽も勉強しねーと、
俺ともっと順位離れるぞ?」
そう言って、赤羽の様にニヤッと笑うと、赤羽にも火がついたようで
真剣に勉強し始めた。
殺せんせー「さすが光さん。カルマ君の扱いに馴れてますね!」
光「扱いって…それより、次の問題行ってくださいよ。」
と言うと、殺せんせーもニヤニヤしながら
殺せんせー「相当熱心ですねぇ。その心掛け、感心しますよ。」
と言って、俺は勉強していった。