第12章 集会の時間
だってA組の奴に、理事長に戻って来いと言われて
断りました~なんて、言っていいのか!?
まあ、浅野に隠し事なんてできねぇし、言うしかねぇか…
ちなみに、俺がA組の時、浅野とよく一緒にいたのだが…
隠し事がばれなかった事は一度もなかった。
光「…A組に戻らないかって言われた。まぁ、断ったんだけど。」
浅野「何故断ったんだ?断る理由なんて無いだろう。」
浅野は少し不機嫌そうに言った。
光「俺は…A組より、E組の方が居やすいんだよ。」
すると更に浅野は不機嫌になり、俺にどんどん近づいてきた。
そして、俺の背中が壁に付いたときに顔の横をドンッと手を置かれ
いわゆる壁ドン状態になった。
浅野「どういうことだ?光は僕と居た事がつまらないって
言うのか?」
光「そ、そんな事言ってないだろ?俺は別に浅野と居た時も
楽しかったぜ?」
浅野「そうか…それなら良い。だが、僕は光と共に過ごしたかった…
残念だ。早く、A組に帰って来てくれないか?君のその成績なら大丈夫だろ」
そう言われたが、いまは正直それ所じゃない。
浅野は顔が近いんだよ!!こっちが照れるだろーが!!
ってか、俺、今男装してるから、浅野がホモだと思われるんじゃね!?
光「浅野、多分それは無いと思う。俺の意思がなければ
A組には戻れないらしいからな。」
そう言って浅野の肩を押し、俺はその場を立ち去った。