第9章 胸の時間
それから、俺達は何事もなく登校してきた。
そして一緒に教室に入ると、皆が俺達を見て驚いていた。
そして莉桜が
中村「え!?何々!?二人って付き合ってんの!?」
と、興奮しながら聞いてきた。
恋バナ好きだなぁ…
光「違ぇよ。たまたま電車で会っただけだ。」
そう言うと莉桜はがっかりしたように
中村「なんだ~つまんないの~」
と言いながら自分の席に戻って行った。
そんなに期待してたのか。
すると、赤羽もなんかがっかりしていた。
……莉桜のが移ったのか?
そんなこんなで、俺は自分の席に戻ると
菅谷「今日、新しい先生が来るらしいぜ。」
と、菅谷に話し掛けられた。
光「へぇー、んじゃぁE組教師が三人になんのかぁ。
けど、普通の先生じゃなさそうだよな…。」
すると、千葉も話に加わり
千葉「だよな…この時期に来る先生なんて、なかなか居ないだろうし。」
菅谷「だとしたらどんな先生なんだろーな!」
光「すっげぇスタイルの良い美人先生だったりして。」
俺がそう言うと、二人が笑い出し
菅谷「そりゃあ無ぇだろ。」
千葉「って言うか、そんなの男の理想っつーか、普通女子が言わねーだろ。」
光「え?そうなのか?」
まあ、確かに中学校教師だし…これは無いか。