第8章 毒の時間
次の日の朝、俺が登校すると
奥田さんの回りにカエデや渚が居たから、その近くに行ってみた。
あ、ちなみに最近は茅野ちゃん呼びから、カエデ呼びになったんだ。
ハハッ、レベルアップだぜ!
茅野「…で、その毒薬を作って来いって言われたんだ。」
光「え?何の話?」
と、フツーに会話に入ったら
茅野・渚・奥田「「「うわぁ!!」」」
っというカンジで、すげぇ驚かれた。
え?地味に傷つく…俺、そんなに影薄かったっけ?
渚「光!?いつの間に!?」
光「え?あ…今だけど…それより、その液体何!?」
そう、そんなことより俺が気になるのは
奥田さんが持っているフラスコの中の物体だ!!
え、何?なんか、すっげえ不気味な色してんだけど!!
奥田「あ、これは昨日の放課後に殺せんせーからでた宿題で、
理論上はこれが一番効果がある毒薬なんです!!」
光「確かに…いかにも毒薬ってカンジだもんな、それ。」
そういえば、昨日なんか一緒に作ろうとか言ってたな…。
渚「毒物の正しい保管法まで漫画にしてある。相変わらず殺せんせー
手厚いなぁ。」
奥田「きっと私を応援してくれてるんです。国語なんてわからなくても
私の長所を伸ばせばいいって。」
うーん、それは違うと思うが…
まあ、雰囲気的に黙っておく事にしよう。