第8章 毒の時間
いやー、さっきの授業は疲れた。
見られると神経、無駄に使っちまうんだよな。
そして、今の授業は理科だ。
理科では席が変わり、実験をするから赤羽とは少しだけ離れる。
いや、見られるのはいいんだけどさ、ずっとはキツイっつーか?
と、まあこんなカンジで理科の実験をしていた。
すると、
磯貝「なんか、大丈夫か?カルマがすごく高瀬を見てるみたいだけど。」
と、磯貝が話しかけてきた。
あ、ちなみに磯貝は理科で同じ班なんだ。
光「お、おう。まあな…何かした覚えはないんだけど…。」
そう言うと、磯貝は
磯貝「どっちかって言うと嬉しそうだよな、カルマ。」
と、言った。…ん?待てよ。
光「磯貝はよく、見てたんだな。俺と赤羽の事。」
磯貝「え、いや!それは…」
と、言って磯貝は顔を赤らめた。
はっ!…まさか………
光「磯貝は、赤羽の事が好きなのか!?」
磯貝「違うわ!!!」
と、磯貝にはおもいっきり否定された。
なんだ違うのか。てっきりBのLかと思ったぜ。
すると、俺の後ろで
木村「その、磯貝も大変だな。」
磯貝「本当だよ……。」
と言う会話が繰り広げられていたらしい。