第8章 毒の時間
………なぜだろうか。
俺は今、赤羽にめちゃくちゃ見つめられている!
しかも赤羽、めっちゃ笑顔!!
俺なんかしたっけ……?
俺はその視線に耐える事ができず、赤羽に直接話しかける事にした。
光「な、なぁ…俺、顔になんかついてるか?」
赤羽「いーや?何も。ただ、光ちゃんが可愛いなーって思って。」
!?いきなりどうした?
いや、俺が美形だし?綺麗って言われるのは馴れてるんだけど
可愛い!?俺は可愛いのか!?
光「あ、ありがとう?で、いいんだよな?」
赤羽「ぶはっ!やっぱ面白いよ、光ちゃん!!」
ん?俺は今、からかわれていたのか?
…意味わかんねーや。
まあ、特に何かなるワケじゃねーし、ほおっておこう。
と、言うワケで俺は赤羽からの視線を気にしない事にした。
それから、授業中ずっと見られていたのは言うまでも無い。