第38章 親愛の時間
鷹岡「さて!訓練内容の一新に伴ってE組の時間割も変更になった。
これをみんなに回してくれ。」
と言って紙を配って言った。しかしその時間割とは...
なんと、月曜から金曜まで午後12時から9時まで訓練、
さらに土曜日まで約5時間も訓練と記されていたのだ。
不破「......うそ...でしょ?」
磯貝「10時間目...」
渚「夜9時まで...訓練...?」
みんな動揺している...内心は俺も動揺しているが、
なんとなくメニューはこなせそうな気がする...気がするだけだけど。
鷹岡「ここのぐらいは当然さ。理事長にも話して承諾してもらった。
"地球の危機ならしょうがない"と言ってたぜ。」
うわ...さすがあの理事長だぜ。
あの人って本気でなんでもありなんだな、俺らE組を落とす事に関して。
鷹岡「この時間割についてこれれば、おまえらの能力は飛躍的に上がる。
では早速...」
そう鷹岡が言いかけた時、前原が急に立ち上がって
前原「ちょっ...待ってくれよ、無理だぜ こんなの!!」
と、鷹岡に抗議した。
鷹岡「ん?」
前原「勉強の時間これだけじゃ成績落ちるよ!理事長もわかってて
承諾してんだ!!遊ぶ時間もねーし!!できるわけねーよこんなの!!」
たしかに、前原の言う通りだ。
しかし次の瞬間...
鷹岡ズンッと前原の溝うちを思いっきり蹴り上げたのだ。