第32章 球技大会の時間
すると進藤は躊躇いもせずに
進藤「うんッそうだよ。気に入らないか?なら来週の球技大会で教えてやるよ
人の上に立つ選ばれた人間と、そうでない人間。この歳で開いてしまった
大きな差をな。」
と言った。
なんだよそれ、俺らとお前らだって同じ人間だろ。
選ばれたとか選ばれてないとか、そんな差なんてあるわけないだろ!
…と思ってはいるが、今はバレないようにするのが精一杯で
反論ができない。
ってかさ、思ったんだけど
光「進藤ってなかなかポエミーだな。」
思わずボソッと言ったら、目の前にいる赤羽には聞こえたようで
肩を震わせて笑っていた。
すると
進藤「それにしても、さっきから隠れている君 どこかで見た事がある気が
するんだが…」
そう言われた。
ヤッベェェエエ!!気付かれてたのかよ!!
しかし、ここでバレるわけにはいかないので
光「ひ、人違いですよ~」
と、いつもより高い声で必死に赤羽で顔を隠しながら言った。
すると進藤も
進藤「そうか…」
と納得したようだった。
進藤が単純でよかったー!!