第30章 苦戦の時間
シロ「…まだ勝つ気かい?負けダコの遠吠えだね。」
シロは余裕そうだ。
な、なんかムカつく。
殺せんせー「…シロさん、この暗殺方法を計画したのはあなたでしょうが…
ひとつ計算に入れ忘れてる事があります。」
忘れている事?
シロの暗殺計画は悔しいぐらい正確だが…
シロ「無いね、私の性能計算は完璧だから。殺れ、イトナ。」
シロがイトナにそう命令すると、イトナはおもいっきり殺せんせーへと
触手を落とした。
全員が、もうダメかもしれない…そう思ったときだった。
なんと、イトナの触手はドロドロに溶けていたのだ。
イトナ「!?」
殺せんせー「おやおや、落とし物を踏ん付けてしまったようですねぇ。」
殺せんせーはハンカチをヒラヒラさせながら言っている。
…まさか!?
床には対先生ナイフがあった。
近くにいる渚が焦っている。
光「どうした?渚。」
渚「え、あ、あのナイフ、僕のなんだよね…」
は?いつの間に渚からナイフを取ったんだ!?
しかも当のナイフを取った犯人はしらっとしている。
いつかの真顔になってるし!?