第30章 苦戦の時間
イトナ「…安心した。兄さん、俺はおまえより強い。」
あと、少しだ…殺せば地球も救われる。
そう…喜ぶ事なんだよ。
……だけど、なんで俺はこんなにも嫌だと思ってるんだ?
E組は、殺せんせーへの殺意からできた絆がある。
その絆が壊れるのが嫌…なんだよな。
それに、俺らは今まで殺せんせーを殺すために訓練を積んできたんだ。
E組全員で…殺したい!!
そう思っている俺は、殺し屋失格なんだろうな…
シロ「脚の再生も終わったようだね。さ…次のラッシュに耐えられるかな?」
殺せんせーはこれ以上、戦ったら…
そう考えていると、殺せんせーは立ち上がり
殺せんせー「…ここまで追い込まれたのは初めてです。一見愚直な試合形式の
暗殺ですが…実に周到に計算されてる。あなた達に聞きたい事が多いですが…
まずは試合に勝たねば喋りそうにないですね。」
どうやら、殺せんせーはこの試合に勝つ気だ。
…ちょっと安心した。まだ、諦めてないんだ!!