第20章 転校生の時間
走った事によって、俺達は一番乗りで教室に着いた。
杉野「さーて、来てっかな転校生?」
そう言って、杉野が教室のドアを開けた。
すると教室の右端の一番後ろに、黒くてデカイ長方形の箱があった。
そしていきなり電源が付き、
律「今日から転校してきました。“自律思考固定砲台”と申します。
よろしくお願いします。」
と、画面に岡島に見せてもらった写真の女の子が写り
口だけをパクパクさせて言った。
そして、それだけ言い終わると
また電源を切ってしまった。
…………………
渚・杉野・岡島・光((((そう来たか!!))))
まさか、機械だったとは…
それなら同い年でも納得がいくな。
本当に同い年か分からねーけど。
それから、次々と来る皆が
俺達と同じようなリアクションをしていた。
面白かった。
特に奥田さんはビビりすぎて1分くらい固まってた。
うん、可愛かった。