第19章 好奇心の時間
俺達は女子大部屋で、京都で買ったお土産をひろげながら
ガールズトークをしていた。
そんなとき…
速水「てゆーかさ、光って本当に好きな人いないの?」
倉橋「絶対いるでしょー!!白状しなさーい!!」
などと、質問攻めされた。
光「いや、マジで考えた事ねぇんだって!!
俺、一応イロイロあったからな!?」
そう言うと、皆“あ~”と納得していた。
片岡「じゃあ、A組にはいなかったの?」
と聞かれたので、
光「んー…基本的には良い奴らだったけど、E組を見下す態度が
気に入らなかったからな。」
そう言って、素直に答えると
岡野「じゃあE組は!?」
と、即座に聞かれた。だから俺は
光「E組も良い奴ばっかだけど…暗殺とか、クラスの事しか
考えてなかったからな」
と答えた。すると
中村「まあ、カルマと渚と磯貝、それに寺坂は確実に光に
惚れてるよね~」
と言っていた。
光「いやいや、俺は確かに美形で?モテるが…正直言って女っぽい
トコはあんま無いし、あいつらだって友達だって思ってるだけだろ。」
そう言うと、皆に呆れられた顔をされ、
原「光…鈍すぎ…」
矢田「何で気付かないのかねー…」
中村「ナルシストなのに、そーゆートコはちゃんとしてんだねぇ」
と口々に言われた。
俺、鈍くねーだろ!!