第19章 好奇心の時間
~NOside~
男子の大部屋にて______
“気になる女子ランキング”と書かれた紙を囲み、男子達が話していた。
前原「うーむ、高瀬と神崎さんが同率で1位か…」
千葉「まあ、二人共 嫌いな奴いないわなー。」
前原「で?上手く班に引きこんだ杉野はどーだったん?」
と、前原はニヤニヤとしながら聞いた。
それに対して杉野は
杉野「それがさぁ、色々トラブルあってさ じっくり話す
タイミングが少なかったわ。」
と、少し残念そうに話した。後ろにいた渚も頷いている。
前原「あー、なんか大変だったらしいな。」
前原がそう言った後、三村が
三村「そういや、なんだかんだ杉野達って、E組の気になる女子ランキング
1位の二人共 同じだったんだな。」
と、思いついた様に言った。
それに付け加えた様に菅谷は
菅谷「まあ、杉野はどっちかって言うと神崎さん派なんだろ?」
と杉野に問い掛けた。
杉野「そうだな…確かに高瀬も美形だけど、友達って方が強いんだよな
神崎さんはやっぱ理想の女子って感じだし。」
そう言って杉野は少し顔を赤くして言った。
その場にいた数人の男子も、納得した様に声を漏らしていた。