第19章 好奇心の時間
そして、俺は旅館の大部屋へ戻ろうとしてると…
中村「光!良いところに来た!!ちょっと付き合ってよ!」
不破「良いもの見れるかもしれないし!!」
そう言われ、半ば強引に連れて来られたが
光「男…湯?」
中村「まぁまぁ、見てなって~」
と、そのとき
渚「光?と、中村さん達 何してんの?」
中村「しっ!!」
そう、渚が来たのだ。岡島や杉野も一緒だ。
光「俺も、なんかよくわかんねーんだよな。」
中村「決まってんでしょ、覗きよ。」
岡島「覗きィ!?それ男子の仕事だろ?」
渚「仕事ではないよね。」
ってか、覗きって本当にすんのか!?
中村「アレを見てもそれが言える?」
そう言って莉桜が男湯の中を見せた。
そこには…殺せんせーの服がかけてあった。
中村「あの服がかけてあって、服の主は風呂場にいる。言いたいこと、わかる
よね?…今なら見れるわ、殺せんせーの服の中身。」
…マジか。確かに気になるな…
中村「首から下は触手だけか、胴体あんのか。
暗殺的にも知っておいて損は無いわ。」
そしてそろりと中へ近づいて行った。
岡島「………この世にこんな色気ない覗きがあったとは」
光「言うな、岡島…虚しくなるだけだ。」
杉野「確認するけど、高瀬って本当に女だよな…?」
光「いや、そんなマジなトーンで言うなよ!?」
中村「しっ!!静かに」
なんか、前も同じ事 言われた気がする。
俺ってそんなに男っぽいか…?