第18章 しおりの時間
殺せんせーは抱えていた不良?達を投げ捨ていた。
オイ、良いのかよ…
殺せんせー「遅くなってすみません。この場所は君達に任せて…
他の場所から、しらみ潰しに探してたので。」
渚「…で、何その黒子みたいな顔隠しは」
あ、それ俺も気になってた。
殺せんせー「暴力沙汰ですので、この顔が暴力教師と覚えられるのが
怖いのです。」
そう言う世間体 気にするのかよ、殺せんせー。
殺せんせー「渚君がしおりを持っていてくれたから…先生にも迅速に連絡
できたのです。この機会に全員ちゃんと持ちましょう。」
うわ…皆、顔ひきつってんじゃん。
リュウキ「……せ、先公だとォ!?
ふざけんな!!ナメたカッコしやがって!!」
殺せんせー「___ふざけるな?」
殺せんせーがそう言った瞬間、一瞬にして不良達がその場に座り込んだ。
速すぎてなんも見えなかったけど。
殺せんせー「先生のセリフです。ハエが止まるようなスピードと汚い手で…
うちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない。」
殺せんせーはとても怒っているように見えた。
…こんな時だけど、少し嬉しいと思ってしまった。