第15章 テストの時間
赤羽は、音を立てずに立ち上がり ナイフを殺せんせーに向けて投げた。
そのまま赤羽は殺せんせーに笑って近づいた。
殺せんせー「にゅやッ!?」
と、言って 殺せんせーは赤羽のナイフを避け
黒板に当たったナイフが、ガァンと音を立てた。
カルマ「いいの~?顔向けできなかったら、俺が殺しに来んのも
見えないよ。」
殺せんせー「カルマ君!!今、先生は落ちこんで…」
と言うように、殺せんせーが話終わる前に
俺も席を立ち 殺せんせーに近づきながら殺せんせーに向けて
ナイフを投げた。
殺せんせー「にゅやッ!?光さんまで!?一体なんで…」
俺と赤羽は、顔を見合わせて
全教科の解答用紙を殺せんせーに見せた。
赤羽は合計点数 494点、186人中 4位
と言う、好成績を収めていた。
まあ、俺の方が上なんだけどな!!??
俺は合計点数 498点、186人中 2位
だった。
赤羽は、俺の解答用紙を見て 少し悔しそうに顔を歪めたが
またすぐに余裕そうな表情に戻り
カルマ「俺、問題変わっても関係無いし。」
光「俺も~。」
E組の皆は、俺達の解答用紙を見て
驚いていた。
カルマ「俺の成績に合わせてさ、あんたが余計な範囲まで教えたからだよ。
だけど、俺はE組 出る気無いよ。
前のクラス戻るより、暗殺の方が全然楽しいし。」
光「俺は、元から結構進むスピードが速かったから、あっという間に
テスト範囲なんて超えててさ。…俺だって、E組を抜けるつもりなんて無ぇ。
俺は、E組 大好きだし!!」
そして、赤羽は更にニヤニヤしだして…
カルマ「…で、どーすんの そっちは?全員50位に入んなかったって
言い訳つけて、ここからシッポ巻いて逃げちゃうの?」
うお…赤羽、なんか生き生きしてんなぁ。
まあ、俺も赤羽に負けないぐらいニヤニヤしてるけど!!