第4章 相棒とマネージャーの果敢な日々
いきなり手を繋がれた夏美は呆気にとられ、赤面する。
「え!ちょっと!高尾君!?」
そんな夏美に高尾はニヤッとして走り出す。
「ほらほら、急がねーと始まっちまうぜ!」
「だからって手掴まなくてもいいでしょ!」
「お互いはぐれたら困るだろ!?手離すんじゃねーぞ!」
夏美は今高尾の一歩後ろで手を繋がれながら、走っている。彼女は高尾の背中を見て、初対面の時の事を思い出す。
(もー本当に強引なんだから!!あの時みたい…。)
(やったぜ!第一関門突破!半ば強引だけどまあいっか!それにしても、夏美ちゃんの手柔らかくて気持ちいい〜。いつまでもこうしてたいぜー!)
また高尾は後ろに夏美がいるのをいいことに終始ニヤニヤしながら走っていた。
そうして2人映画館に辿り着き、飲み物やポップコーンを買うために長蛇の列に並ぶ。
待ってる間、高尾は自慢の鷹の目駆使して、夏美にばれないように彼女の私服姿を観察する。
(今日化粧してんじゃん!すっぴんでも充分なのに化粧したらマヂ美人だわ〜。しかも髪下ろしててなんかセクスィーっ!)
それを証拠に周りの男共が夏美に見惚れ、痛い視線を送っている。高尾は鷹の目で夏美を見ている輩を調べ、鋭い目で睨みつけ夏美を守る。
(しっかしまあ、男共の視線が凄い事。まあいい気分じゃねえな。ちょっと睨んどくか。)
高尾に睨みつけられた輩は萎縮し、引き下がる。そして夏美の私服チェックを続けた。
(ショーパンにニーハイの絶対領域たまりませんなぁ〜!しっかし、スタイルいい!てか、おっぱい結構あるんじゃね!?)
夏美がショルダーバックを斜めがけし、ピッタリとしたTシャツをきてるため、胸の大体の大きさがわかった。小さすぎず大きすぎずで、丁度いい大きさであると予想した。
夏美はお喋りの高尾がずっと黙っているのを不思議に思い、彼の顔を覗いて尋ねる。
「どうしたの?」