第4章 相棒とマネージャーの果敢な日々
ーSide 夏美ー
お兄ちゃんと喧嘩して、泣きまくり昨日の夜はあまり眠れなかった。
とりあえず起き上がり、洗面所の鏡を見るとすごかった。
おかげで顔、腫れまくり。
「流石にこれはヤバい…。今日はメイクしてくか。」
私は顔を洗い、朝ご飯を食べながら今日の服を考える。
幸いにもお兄ちゃんはまだ起きてなかったのが良かったと思う。
全く、お兄ちゃんってばほんと頑固なんだから!ぜーったい、こっちから謝るもんか!
私はまだ昨日の怒りや悔しさが残っており、このまま家にいても気まずい。逆に高尾君に感謝した。
まあ、こっちはこっちで楽しんでやるー。
背伸びしながら私は部屋に戻り服を選ぶ。選んだのは、ロス時代に買ってもらった物だ。
オフホワイトのフード付きロングカーディガン、
エンジとネイビー、ホワイトのタータンチェックのシャツ、
その下に猫ちゃんのプリントがなされた白い七分袖のカットソー、
デニムのショートパンツ、黒のニーハイをタンスやクローゼットから出した。
着替えて全身鏡で自分の姿を確認する。
うん!これでオッケー!
今日は髪の毛下ろしていこっと!後はあのリング、どうしようかな…。
私はボールチェーンに引っ掛けたお兄ちゃんや大我とお揃いのリングのネックレスを取り出す。学校では付けることができないので普段はコルクボードに引っ掛けている。
まだ高尾君と付き合ってるわけじゃないし、やっぱりあの頃の思い出を私にはまだ捨てられない…。
まだ未練がある私は結局ネックレスを首につけた。
ドレッサーでメイクをして、黒のミニボストンバッグにショルダーを付けて必要な物を入れる。
よし、オッケー!お兄ちゃんが起きないうちにさっさといこっと!
そして私はお兄ちゃんが起きないように階段を降りて、黒のブーティを履き、鍵を閉めて出発した。