• テキストサイズ

Field Of View〜君を捕まえたい〜

第6章 WC開幕〜Ready Fight!〜


夏美がWCでいや人生で一番待ち望んだ日がやっと朝を迎えて、至極気分が良かった。


この日秀徳は第一試合で、誠凛と陽泉は第二試合の時間に行われることになっているため、夏美は自分のチームの試合が終わると片付けと昼食を済ませ、大坪に一言言って控え室を後にする。


「あれ、真ちゃんも陽泉と誠凛の試合見に行くの?だったら一緒に行こー!!」


一緒のタイミングで緑間が出てきたので誘うと、鼻で笑ったので同意したとわかり一緒に行くことにする。後から高尾も負けじと出てきた。


「おっ二人さん!俺を置いてくなよー!」


夏美は振り向いて、微笑みながら高尾も誘って3人で観戦することにする。観客席に向かう途中で夏美は思いがけない人物に出会う。


(ん?あの白人の女の人、見たことあるような…。ってあれは!?)


180cm以上はありそうでグラマーな金髪美女と目が合うと夏美は誰なのか確信がやっと着いて、心底驚きながら声をかけた。


「Alex!? Why are you here !?(アレックス!?何でここにいるの!?)」


「夏美じゃねーか!Ohh,my sweet angel!! I missed you so much!!(ああ、私の可愛い天使!会いたかったぞ、このやろー!)」


アレックスは夏美に会えた嬉しさで勢い良く飛びつき、熱烈なキスをする。もちろんその場にいた高尾と緑間は赤面しこれ以上ないくらいのオーバーリアクションをかます。


(うぎゃー!何だ何だ!その金髪美女は!?夏美ちゃんとどういう関係だ!?でも、めっちゃ絵になる。)

(一体何がどうなっているのだよ!?)

「ん、んー!!」
(アレックスがキス魔なの忘れてたー!苦しいー!てか、めちゃ目立つよー!!)


長いキスで苦しそうにしている夏美に高尾と緑間は視覚を十分に刺激されて、自分も胸を抑えて苦しく悶える。


(夏美ちゃん、キスされるとそんな顔するんだ〜。苦しそうだけど、ちょっとエロい…。)


初戦の日に軽いキスをした時は夏美が眠っている時だったので、高尾は思いもしない形で夏美のキス顔が見れて嬉しいような複雑なような気持ちが混じっていた。



/ 205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp