第1章 わたしのご主人様がえっち過ぎる件について
「ならば見せてみて下さい」
「…はい」
貴久さまが読んでいた本をパタンと閉じるのを見て、私はおずおずとメイド服のスカートをたくし上げる。
貴久さまからの言いつけ、というのは「今日1日ノーパンノーブラで過ごす」というものだった。
露になったわたしの恥毛を貴久さまがじっと見つめるのでみるみる顔に熱が集まるのを感じる。
「good.奈々花こちらへき来なさい」
貴久さまは満足そうに笑みを浮かべると私に自分の横へ来る様に手招きした。
彼はいつも食事を運ぶ様言いつけてくるが、食品を口にすることはない。
彼が食べるのは「私の体」だ。