第2章 ご主人様とバスタイム(前編)
「素直でいいですね」
貴久さまは嬉しそうな声でそう言うと再び舌を秘部へと押し当ててきた。
すっかり大きくなった中心の突起を優しく舌で舐められ、わたしの体はどんどん熱くなっていく。
「あぁ…んっ…!」
貴久さまの舌に犯され、喉からはひっきりなしに甘い声が洩れる。
浴室内ということもあり、わたしの額には汗がにじみ出てきていた。
「た…貴久さま……のぼせてしまいそうです」
与えられてる快感のせいか、それともほんとに浴室内の温度にやられたのか頭がくらくらする。
愛撫されつつ振り絞るように告げると、貴久さまは舌の動きを止めた。
「それでは1度休憩しましょうか。奈々花、体を洗うのを手伝ってもらえますか?」
浴槽から立ち上がった貴久さまは、舌で与えられた快感に小さく体を震わせるわたしを見下ろしながらそう言った。