第2章 ご主人様とバスタイム(前編)
「今夜もたくさん可愛がってあげますよ、奈々花。先に入っててください」
ブラも服もショーツもはぎ取られ、素っ裸にされたわたしは黙って頷く。
彼はわたしの服を抱えたまま脱衣所へと戻っていった。
あまりの手際の良さに呆然としてしまったけど、ご主人様に自分の脱いだ服を持っていかせるなんてどうなんだろうと思う。
貴久さまは気にしてないかもしれないが、わたしはこのままだとSEXに溺れきって彼の身の回りのことをしなくなってしまうのではないかと少し心配になってしまった。
「先に浸かってて良かったんですよ?」
そんなことを考えているうちに生まれたままの姿になった貴久さまがバスルームに現れた。
相変わらず彼の体は無駄な脂肪が一切無く見とれてしまいそうなほど均等がとれている。