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わたしのご主人様がえっち過ぎる件について

第2章 ご主人様とバスタイム(前編)



「奈々花は本当に可愛いですね」


本日二度目の口付けを、お湯が溜まっていく音を聞きながら甘んじて受け入れる。


貴久はわたしの舌を味わいながらメイド服のスカートに手を滑り込ませる。
太ももから足の付け根に触れられぴくりと肩が震えた。

内ももを円を描くように撫でられるだけで、私の体の中心は熱を持ち始める。

たったひと月で体はすっかり快楽の喜びを覚えきってしまっていた。


「…いやらしい顔をするようになりましたね」

「えっ?!」


貴久さまは私の顔をのぞき込みながら満足そうに笑みを浮かべる。


「最初の頃はそんな物欲しそうな顔しなかったんですがね」

「…貴久さまのせいです」


至近距離にある獣のように爛々と光る彼の瞳をまっすぐ見たまま答える。

貴久さまのこの目で見られると、早く私の体をめちゃくちゃにかき乱して欲しいと思ってしまう。



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