第1章 わたしのご主人様がえっち過ぎる件について
「っは、ぁん!あぁぁっ!あっ、ぁん…!」
「もっと聴かせてください」
貴久さまはそう言うと上体を起こし、そのまま覆いかぶさってき正常位の体制になった。
私は彼の背中に腕を回すと一瞬ですら動きが止まるのもじれったくて、潤んだ瞳で懇願する。
「っは……早く動いてください」
「ふふっ。貴方は本当に素晴らしい」
彼は額に汗をかきながら笑みを溢し、私の要望通り再び激しく腰を動かしてきた。
熱く固いものが私の中のいい部分を何度も何度も刺激する。
気持ちいい、もっと、気持ちいい、ばかりが頭の中をかけ巡っていく。
「あぁ!んんぅ!もっと…貴久さまぁ…っ」
乱暴なくらい激しく打ち立てられているのに快楽の波が全身満たしていく。
繋がっているところからトロトロにとろけてしまいそうだ。
「そろそろ……出しますよ」
「ひゃん!ぁん!っ……出して下さいぃ…」
「……奈々花っ」
貴久さまが低く私の名前を呼ぶと同時に熱くほとばしるものが私の中に放たれた。