第3章 出会いの時間
自殺…?
いや…
彼はその時…
笑っていた…
そして彼は体を回転させ、ある男の目の前に降りたった…
音もたてずに…
そしてそのまま彼は男の横を通りすぎた…
その男は微動だにしない…
彼が通りすぎて5秒経過した瞬間…
その男は崩れ落ちた…
僕の目にも止まらぬ速さで彼は男を仕留めたのだ…
周りの人は倒れた男を心配してかけよって行った…
しかし
誰1人として空気のような彼に気付かない…
そして彼が僕の隣を通りすぎた…
通りすぎる直前…
言われた言葉に硬直する…
『まだまだだな…』ボソッ
まさか!っと思い振り返ったが彼はもうその場に居なかった…
彼は気付いて居たのだ…
僕が死神に憧れていることに…
そして僕に見せ付けたのだ…
《『このぐらい出来ないと死神にはほど遠いぞ…』》っと
あぁそのとうり…僕はまだまだだ…
彼にも…
死神にもほど遠い…
僕はその時思った…
彼のような人になりたいと…