-----フクオカファーストハイスクール-----
第3章 アヤシイ雲行き
「チョコレートパフェ1つ、抹茶パフェ1つ、ドリンクバー2つで。」
「以上でよろしいですか?」
「はい」
「ご注文を繰り返します。チョコレートパフェがお1つ、抹茶パフェがお1つ、ドリンクバーがお2つですね。」
「はい」
「かしこまりました。お冷やはセルフサービスとなりますのでご自由にお持ち下さい」
「はーいお願いしまーす」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
注文を終え、一段落。
「で、時間かかるって・・・何の話?」
いよいよ本題だ。
「その・・・・・・チャゲのこと」
「ああ、あれか」
「私、チャゲとちょっと話して、そのこと相談されて、さ」
「ふーん」
「で、チャゲは何も知らないって言ってるんだけど・・・
それで今日飛鳥に確認しに来たわけ」
「ほー。何も知らない、ねぇ」
「というか、そもそもなんで飛鳥に突然ああ言われたか分からない、って言ってて。
何があったの?」
ここまで来たんだもの、聞き出さなくちゃ。
「悪質なイタズラ・・・かな」
「どんな?」
「ピックがなくなるに始まり、弦を緩められる、ケースに傷がつく、弦を切る、しまいにゃペグごとなくなる」
※説明しよう!ペグはギターの上部にある、弦を巻き取って音程を調節するために回すところだぞ!
これがないと弦が張れないぞ!ついでにドライバーがないと外せないぞ!
うわーひどい。
「でもチャゲは飛鳥のギターに触ったことすらないって言ってたよ」
「・・・・・・そうなの?」