-----フクオカファーストハイスクール-----
第4章 【夏休み特別編】みんなの愛ランド〜マルチでマックスな夏休み〜
目の前に青い海、見上げると青い空。
今日は、念願の海にみんなで遊びに来ているのだ。
水をかけあったり、ビーチバレーしたり、海の家でお食事したり。
今は食事も終わり一段落したところで、みんなで浜辺にいる。次はなにをしようかな。
「なぁ俺と泳がねーか?大丈夫、溺れないように秀之様が助けてやるよ」
そう言うのは、チャゲ。
「本当に助けてもらえるといいんだけど…」
あまり泳ぎは得意じゃないから、泳ぐならしっかりサポートしてもらわんと…。
「本当だって!!!俺もっと海行きたいんだ!!行くぞ!」
「おい、これこのまんまかよ!!!」
人魚になった飛鳥が口を挟む。
チャゲによって砂に埋められているのだ…
魚の胴体、さらに上半身の胸まで作られている。頭しか砂山から出ていない……
「飛鳥おっぱい大きくなったでしょ〜?」
飛鳥の胸に乗っている二つの砂山を見てチャゲが言う。
「うるせえ!恥ずかしいだろ〜がよ!!」
眉間にシワを寄せて大声を出す飛鳥。
「もー俺頑張ってデッカく作ってやったのによぉ〜。
いいやもう海はいろーぜエリー!!!」
ほかの友人はみなチャゲの手によって砂に埋められているため、
本来最後に埋める予定だった私を引っ張り出したのだろう…
「くれぐれも脱出頑張ってねぇ〜!バイバーイ!」
私の手を引いて海に向かうチャゲ。
浜辺を一緒に駆ける。
「ひぃあちぃ、あちぃ!!はやく海!はやく海!水ぅ!」
「待ってよぉ〜!」