• テキストサイズ

-----フクオカファーストハイスクール-----

第2章 北海道からの転校生


そんなこんなで、チャゲと私は土手で話し続けた。
時折チャゲがギターを鳴らしつつ、歌いつつ。
明るいチャゲがだんだん戻ってくるのが、よく分かった。

・・・・・・・・・

「ありゃ、そろそろ帰らないと暗くなっちゃうんじゃない?」

「そーだな。ま、今日はお前にいろいろ話してすっきりしたわ。やっぱエリーは良い友だ!!!!
ありがとぉーう!!!」

わぁーっと抱きついてくるチャゲ。・・・抱きついてくるチャゲ!?!?

「ぎゃあああああ!!!!」

「わわっ!!!つい男友達みたいな感覚でやっちゃったわ!!!
ほんっっっっっっっっっっっっとごめんエリー!ゆるしてください!!!」
真っ赤になりながら離れ、頭を下げまくるチャゲ。

「いいんだよ・・・よくないけど。
まぁ・・・私と話して・・・楽になったなら何よりだ・・・よ・・・」
良くない良くない。良くないぞ。

「あっ、江里ちゃんのかわいいお顔が赤くなっちゃってるぞー!!ぷぷぷ!」

「うわーーー!!!いやああああああ!!!チャゲ!このやろぉう!!!」

「お許し下さいませええええええええええええ!!!!
江里様ああああああああああああ!!!!!!」」

「うーん・・・まぁ良くないけどいいよ・・・でも良くないよ・・・」
このやろう。このやろう。
でも楽しい。

「はぁぁぁぁぁ江里様は女神様だぁぁ~~~~
うひゃー女神様女神様~~~~~~~~」

もう、一人勝手に騒いでる状態のチャゲ。
・・・呆れたような、でも放っておけないような・・・。
だけどそういうところがいいんだよな、このひとって。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp