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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第2章 “エース”を連れ戻せ


         *   *   *

「と・・・まぁ、こんな感じの事があったんだよ・・・」
「・・・・・」
「な、なぁ、瀬戸・・・」
「・・・・・」
「瀬戸・・・・・?」
「・・・・・」
「ゴメンてば~~~・・・許してくれよ~~~・・・・」




許してます。許してますがやっぱり恥ずかしいんですよ。すっごく。今私は顔覆って絶賛絶望エンジョイしてます。





「やっぱかっけ―――――――!!すげえじゃねえか瀬戸!!」
「うおおおおおおおお俺瀬戸の名言集作りたいッ!!」
「田中先輩お願いですそんな事やめてください切腹したく
なります」
案の定盛り上がり始めてしまう先輩二人組。しかし私の過去のセリフを反芻してくれないだけでもありがたい。


「なあ瀬戸。悪いのは旭だぞ?アイツがお前の事言うからバレたんだぞ。だから嫌いになったりしないでくれよ。な?」
「え、えぇッ??!!俺に責任転嫁かよッ!!」
「だって実際そうじゃんか!!お前が言っちゃうからだろ?!」
「え、えぇ~~~・・・・だって口止めされてなかったし・・・・みんな知ってると思ってたし・・・・」
「良いんです東峰先輩・・・・全ては私の詰めの甘さが原因なんで
す。だからどうか私を責めてください・・・」
「瀬戸ちゃん自分もっと大事にッ!!」
実際私の詰めの甘さは砂糖に練乳ブチ込んでいるくらい甘い。激甘だ。先程、日向は影山さんから、私がスガ先輩と共に東峰先輩を説得した出来事の事を聞かされていたと言っていた。




実は私、影山さんに口止めするのを忘れていました。




同じ失敗を二度も繰り返しているなんて最早救いようがない。例えるならば近くに発生した小火に気付かず意気揚々とガソリンを撒き散らしているいるような物だ。

日向の発言の時点で気付かない時点で私の周りは火の海と化していたが、それに気付かず影山さんの照れ隠しにキュンとしていたということ。











みなさん、静かに手を合わせましょう。合掌。

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