第7章 おかしな烏野高校排球部
『再会は突然に』
* * *
コンビニに入ると、まるで義務の如くスイーツコーナーに足が向くのは何故だろうか。
何て事を考えながら、柔らかい光を放ちながら鎮座するスイーツたちに目を鋭く走らせてしまう。
コンビニに来た本来の目的は、部で使う救急箱の絆創膏の補充の為だった。
IHに向けての厳しい追い込みが続いている今、部員達の軽傷が絶えなくなっている。特に日向は、人並み外れた運動量の為、擦り傷なんかは日課のようになってしまっていた。
そんなこんなで、帰り掛けに絆創膏を買いに来たのだ。本来なら薬局が良いのだが、取り急ぎなのでとりあえず明日、明後日足りれば良い。
用事ならばすぐに済んだのだが、絆創膏を手にし脇目も振らずさっさとレジに持って行こうとしたのにも関わらず、気付けば私はスイーツコーナーの前で仁王立ちをしていた。どうしてなの。
「ここはやっぱりケーキ…いや、エクレア。 ん、あーでもあーロールケーキも……」
値段やカロリーその他諸々を見比べながら、一人でブツブツとデザートの審議を始めた時だった。
「あのっ!!」
彼に声を掛けられたのは。
「はい?えっ、あ…」
「俺のこと、覚えてますか?」
────公園で出会った彼と、再び出会ったのは。