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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第7章 おかしな烏野高校排球部


─── そうこうしている内に部活終了 ────



        *   *   *


────女子更衣室にて


「……」
私物の手鏡の中に映る自身と睨み合う私は、傍から見れば非常に滑稽だろう。しかしこれは仕方が無い事なのだ。世の女性陣の観点からすればこれは由々しき事態であろう。







前髪が、イマイチ決まらない。







一瞬でテンションが駄々下がりする案件である。しかし、あまり悠長に髪を弄っている事も出来ない。 ────今から、影山さんとの約束の時間だ。


「うぅ…緊張で胃が……」
キリキリと痛む腹を押さえ、棚に置いていた鞄を引っ掴むと扉に向かって歩き始める。
「あれ?伊鶴ちゃん早いね。何か用事?」
「えっ!?あ、えと~~…そんな感じですっ、あはは…」
唐突に潔子先輩に声をかけられ、思わずビクッと反応してしまった。悪戯な女神だぜ潔子先輩。ふ~んと意味深な声を漏らしながら、潔子先輩はブラウスに袖を通す。あ、今日も白いブラジャーですな。ふひひ。


「うふふっ。もしかして伊鶴ちゃん、これからデート?」
「ええっ?!」
「あら図星?」
「いやそんなんじゃないですけど……」

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