第7章 おかしな烏野高校排球部
救急箱を持ってくると、スガ先輩からの指示の元、影山さんに手当てを施す。影山さんの後頭部には驚く程大きなたんこぶが出来ていた。頭の形変わってるよコレ。凄い痛そうでん゛ん゛ん゛ん゛ッッッてなる。
「ていうか、今日はホントどうしたんだ影山。さっきもつまずきかけたりしてたべ?」
「そういやボーッとしててドリンク落としてたりしてたな」
スガ先輩と主将は影山さんの様子を語った。
そう、お二人の言う通り、只今影山さんは様子がおかしい。
練習中はいつも通りなのだ。しかし休憩に入ると、まるでスイッチが切り替わるかのようにボーッとしたり、そわそわ落ち着かなくなる。
一体どうしたというのか……。