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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第7章 おかしな烏野高校排球部


「そっかそっか。皆は忙しいからバイトする時間なんて無いもんな。んー…そんなにバイトって憧れ?」
「「「「ハイッ!!!」」」」
四人は声を揃えて元気いっぱいに答え、鴨一兄さんにズイと詰め寄る。さすがの兄さんも現役高校生のキラキラ攻撃に耐えかね、おおっと後ずさりする。
「わ、分かった分かったっ。教えてあげるから」
「「「「あざース!!!」」」」
その様子に他の皆さんも苦笑を浮かべる。只、月島さん鴨一兄さんが僅かに慌てている様子が実に愉快なのか、プッと噴き出し嘲笑する。


鴨一兄さん関連の事では、月島さんとは良い酒が飲めそうだ。



鴨一兄さんは汗を一筋流しつつも、完璧な笑みを保ち続ける。めちゃくちゃ引っぺがしたくなるわー。鴨一兄さんはわざとらしく咳をする。恐らく僅かながらでも取り乱した事を帳消しにする為であろう。
「俺のバイトさ、この服見て分かんない?」
「「「「服??」」」」
四人は小首を傾げて兄さんの着衣を見詰める。
「ああ、上着脱いだ方が分かりやすいか」そう言うと兄さんはジャケットを脱ぐと、何人かが目を見開く。



「俺、工事現場でバイトしてんの」



鴨一兄さんは、白いTシャツに作業ズボンという格好だった。

いや脱がなくても分かるからジャケット着てろよ。

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