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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第7章 おかしな烏野高校排球部


「大丈夫大丈夫。ちゃんと休憩貰って来てるし」
「ふうん。即刻帰って欲しいけど」
「わー変わらず帰れの一点張りだー」
お兄さんびっくりだー。とか言って首を擦る奴、・・・・。
奴、“アレ”、コイツ───改め、鴨一兄さんは完璧棒読みで嘆く。もうちょい感情表現豊かにいこうぜ。まあこれは私が言えた義理ではないか。


「あの!!お兄さん!!」
「はいはいお兄さんだよー。どうしたのかな?」
興奮混じりに声を上げ、小走りで近付いて来る日向に、鴨一兄さんは華やかな笑みを向ける。
「あの!あのですね?!」
「うんうん」
日向は思い付いたことに対し、本能の赴くまま直観的に動くタイプなのだろう。口にする言葉は要領を得ないものとなっている。
いつもの事だが、やはり慌てない慌てないって言いたくなる。鴨一兄さんの相槌の打ち方が、心なしか保育園とか幼稚園とかの先生みたいになっている。気がする。笑顔だからか余計にそう感じるのだろうか。後は歌のお兄さんっぽい。

「お兄さんのバイトって何ですか?!」
日向の言葉に、皆目を丸くする。更に、その言葉がある数人のセンサーを震わせたのか、その人達はワクワクとした表情で日向の側へと集まっていく。





何故にそんな気になるの影山さん田中先輩西谷先輩。





「おう?どうしたのそんな小鹿みたいな顔して」
例え可愛過ぎだな。確かに四人とも目がキラキラ輝いてて、まるでプレゼントを待ち望む子供のようだけども。
「だって俺らバイトとかしたことないっスもん!」
「やっぱ綺麗なお姉さんとかいるんスか?!」
「バイトかっこいいです!!」

口々に意見を述べていく。田中先輩と日向は微笑ましいが、西谷先輩はそこかよとツッコんでしまった。健全な高校男児らしいが。そして影山さん何か言っても良いのよ。
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