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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第6章 手に手をとって


烏野皆 「「「「!!」」」」


「そうだったな…。悪い、変な事言っちまった…」
「いえ…」
黒尾さんは悲し気に微笑を浮かべる。その表情に胸を締め付けられて苦しくなるが、良い言葉も思いつかず、苦渋する。
「おいおいそんな顔すんなって!全然気にしてねぇしっ、ほら、さっきみたいに笑えよ!」








「はい・・・?」


烏野一同「「「「はぁッ?!」」」」









「え、何、自覚無し??お前さっき笑ってたんだぞ??」
「え、え?」


愕然として自分の両頬を覆う。嘘だろ…。全く自覚症状無しだよ私。何だか恥ずかしくなってくると、背後に立つ烏野の皆がわいわいと騒ぎだす。



田中「はああああ!?嘘だろおおおおおおおおおお?!」
西谷「何でそちら様が先に瀬戸の笑顔拝んでるんですかねええええええええ?!」
黒尾「え、何?アンタら見たことないの?」
西谷「潔子さんに見せる瀬戸の笑顔しか見てないですけど何かッ?!」

黒尾「何か違うか…?」
田中「はい違いまーすッ全然違いまーすッッ!!!」
西谷「潔子さんにしか見せない笑顔を俺らに自然に向けてくれる
ようになると 何かうおおおおおおってなるだろ分からんのか!?」
日向「ノヤッさんおれは分かりますよその気持ちッ!!」
西谷「日向ぁッ~~~~~!!」
日向「ノヤっさぁッ~~~~~ん!!」



収拾の付かない三人衆に主将とスガ先輩は嘆息する。主将は心労の募った表情で呟いた。
「何か、悪いな…」
「お、おお…気にすんな。大丈夫だから」
黒尾さんは主将の様子に憂色を色濃く見せる。逆に心配しちゃうような顔つきになってますよ主将。

「もーお前らうるさいべー!!静かにしろー!!」
「「「す、すんません…」」」
スガ先輩の一喝でお馬鹿さん三人衆の騒ぎは収まる。ホントあの三人竜巻かよ。

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