第5章 猫は鴉へ爪を突き刺す
※ ※
瀬戸伊鶴が去った直後 ───体育館
烏野「「「……」」」
音駒「「「……」」」
猫又監督「お、おい繋心。アイツら、いや一部の奴ら以外全員固まっちまったぞ。大丈夫かあれ…。ていうか、瀬戸ちゃんどういう子なんだ?さっきあの様子、だいぶ印象が違ったが」
鳥養コーチ「い、いやー俺も瀬戸のこと詳しく知らないですけど、ああいうタイプではないと思います…」
猫又監督「何だか色んな面で末恐ろしい子だなぁ」
鳥養コーチ「マジですか…」
澤村「今の、夢か…?」
菅原「だとしたら俺ら全員同じ夢見てたってことになるぞ…」
西谷「瀬戸が…超カッコ良かったって…」
田中「しかも…あんな反則技を…」
山口「……」
月島「ちょっと山口、息くらいしなよ」
日向・影山「「……」」
縁下「ちょ、旭さん、みんな放心状態なんですけど」
東峰「う、う~ん…ど、どうしようか…」
縁下「叩けば直りますかね?」
東峰「そんなテレビみたいな直し方!?ていうか前から思ってたけど縁下割とヒドイよね?!」
黒尾・山本「「……」」
夜久「おーいそこのパッパラパー組ー。息してるー?」
海「完全に抜け殻だな」
孤爪「えー…魂抜けてるってこと?」
夜久「恐山からイタコって呼べるっけ?」
孤爪「錯乱しないで大丈夫だから落ち着いて」
※夜久さんが心労により混乱状態なのでしばらくお待ちください