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【ハイキュー!!】行け!烏野高校排球部

第5章 猫は鴉へ爪を突き刺す


烏野「「「「……」」」」
音駒「「「「……」」」」


「ちなみに建て前は『カッコ良かった』です」
「え、あ、そ、それって?」
「では、私も後片付けがあるんで、失礼します」
日向の声を意図的に遮り、抱えていた空のボトルを何時にも増して手際よくケースに並べていく。それを抱え直し、すぐさま踵を返す。
「あ、お、おい瀬戸!」
影山さんの声も振り切り、その場から小走りで立ち去る。


体育館を出るとすぐに壁に身を隠し、大きく息を吐くと壁に背を預ける。一気に力が抜け落ち、ズルズルと壁に背を擦りながら腰を降ろした。




「やっ…ちゃったよオイ……」




い、良いの?ホントにあんなことして良かったのかよ自分。今振り返るとホント凄い恥ずかしい事してない?ヤバくない?思いつきで『お茶目攻撃(私が名付けた)』を行使してみたわけだけどちょっと本気で何だろう私って思いに至る。「あ゛ぁぁぁ……!!」と酷いダミ声が吐き出された。

どんな顔して戻れば良いんだよ。あ、でも言ってる最中終始真顔(な筈)だったし、何かちょっとした冗談なアレだと思ってくれてるかも。


いやちょっとした冗談なアレってなんだよ。自分で言っといてなんだよそれ。

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