第5章 猫は鴉へ爪を突き刺す
「おれ達、カッコ良かった、ですかッ??!!」
「「!!??」」
「「「「!!??」」」」
日向のトンデモ質問に、私と影山さんは目を瞬かせる。そして日向の質問に周囲の皆もこちらに注目している。日向さん?街頭アンケートですか??(錯乱)
「おおい日向ッ!!急に引っ張って来たと思ったら、何聞いてんだお前!!」
動揺する私達とは正反対に、日向の思いは真剣そのもののように感じる。私は動揺しながらも、とりあえず問い掛ける。
「え、えぇーと……日向と影山さん二人がってこと?それとも、」
「おれ達二人と、烏野みんな!!!」
私の語尾を掻っ攫い、スパンと答えを突き付けられる。おおふ…。そうか皆か。いや、そんなの答えは決まってるんだけどさ、
─────バタバタバタバタッッ!!
烏野の皆さん勢揃いしちゃったじゃないですかヤダー。(白目)