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永遠の彼岸花

第7章 罪の涙


料理中ずっとその事を考えていた
その為で料理に身が入らず今日はウエイトレスに回ることになった

そして、夜
『迎えに来たぞ』
店の影で待っていると目の前にはいつの間にかセシルがいた
『ししょー、急すぎ...あと、アンカは...』
私がそう言うとシセルはまだ、大丈夫と言った
『で、私はどうすればいいの?』
『天界に行くぞ』
『(おい、女々師匠や会話噛み合ってないから!てか、私の話は無視ですか!?)』
そう思った時セシルに抱えられた
地上がどんどん離れて行く、そして私達は、光に包まれた
目を開くとそこはもう天界で
その懐かしさから涙が出そうになった
『もう、ここには来れないと思ってた...』
『行くぞ』
そう呟いていたにも関わらずシセルに急かされ城へ向かう
その間私は色々な人に恐ろしいものを見る目で見られていた
そりゃそうだろう、初めての重罪を犯した者が天界に戻ってきているのだから
そして、城の中に入り大天使様の前に立った
『任務をしている間...お前には、その翼を返してやる』
『ありがとうございます、それで私は何をすれば』
『そうだな、その人間を......殺せ』
それ、言っちゃダメだろと思いつつもそれとは別の感情を抑えきれず気づくと私は
『神が人を殺すなど私と同じではないですか!!神は人を殺してはいけないはず、それに......殺して、悲しむアンカは見たくありません』
『お前の感情だけではどうにもならん、お前なら...事故死と見せられるだろう?』
『っ...!ですから!』
『止すんだ、真依』
セシルにそう言われて歯を食い縛る
『わかりました、その代わり...アンカの罪は無しにしてください』
『...それは、お主の罪が重くなるだけだが...いいのか?』
『構いません』
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