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永遠の彼岸花

第5章 絡み付く記憶の鎖


その朝、キングが新しい服を持ってきてくれて私はさっそくそれを着た
新しい服は、とても短いパンツにチューブトップみたいなやつでお腹出てるからなんか恥ずかしい...でもその上にジージャンみたいなの着てるからま、いっか...
前の世界でもなんかこんなの着てたな......
『...露出度高過ぎ...』
ちょうどそう言った時、ドアが開いてエリザベスが入ってきた
『どうですか?』
『あ、大丈夫そう...それで、これ...どうかな?』
『よく似合ってますよ』
『...ありがとう』
エリザベスに笑顔でそう言われいつものようにお世辞とは思えず素直にお礼を言った
その後皆のいる所へ戻ったら、褒めちぎられた
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『よく似合っているよ』
『そう?ありがとう』
母が新しい服を作ってくれた時の事を思い出と天界での思い出が重なった
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『よく似合ってるじゃないか』
『うん!似合ってるよ!進級祝いの服!』
私が3級に上がった時、セシルが服を作ってくれた。それを親友も褒めてくれた
『まあ、これなら見た目だけでも少しは女っぽくなったな』
『来た、女々師匠!でもありがとう大切にする』
でもそれから一週間後、始めて地上に行く仕事をした
それが始まりだった
あの時、私が進級しなければ...
それだったら...
そう思った時、目の前がまた赤と黒に染まった
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