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永遠の彼岸花

第5章 絡み付く記憶の鎖


『真依!真依!しっかりしてよ!』
私の視界には青い空と顔色を悪くしたキングの顔があった
『......ごめん、大丈夫』
まだクラクラしている頭を抑えながら上半身を起こす
そして、今回の事で疑惑が確信に変わった
過去の事を思い出すと私の体に何らかの異常が出る...という事が
『お前、昨晩のこんなことあっただろう...大丈夫か?なんかの病気なんじゃねぇの?』
そう言われて違うと言おうとした時キングが
『び、病気!?え、ちょ、大丈夫なの!?』
『大丈夫だから、私は病気なんかじゃないから』
慌てているキングをなだめるように私はゆっくりと言うとキングは安堵の表情を見せた
そして私はふとこの鎖が切れるのは何時なのだろうかと、まだ鼓動の早い心臓を押さえつけるように胸に手を置く
『やっぱりどこか悪いんじゃないの!?』
『だから大丈夫だって』
ずっと慌てているキングをまたなだめて店の中に戻った...というより、キングとバンによって運ばれたと言った方が正しいだろう
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