第4章 変化
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今日は入学式だ。
何としてでもを連れて行かなきゃいけない…
分からないけど…
そんな気がする。
私は走っての部屋へ向かった。
何故かいつも閉まっているはずの部屋の鍵が空いていた。
驚いてドアを開け、部屋の中を覗くとが倒れていた。
私は急いで駆け寄り名前を呼んだ。
「…!!どうしたの!!?」
「ねぇ…ちゃん?」
「大丈夫!?」
「平気…」
「そう…。」
何かが可笑しい…!
の表情が無くなってる…。
前まで上手く表情が変わらなくても変えようとしていたのに…
とうとう…ここまで…
急がなければ…
「。学校へ行こう。」
「…」
返事は無い…でも行かせなきゃ…
は一生ここから出てきてくれなくなる。
私は無理矢理を起こすと制服を押し付けた。
「もう一度だけ…立ち上がって…今度は私が最高の景色を見せてあげるから。」
見せれるかなんて…自信はない。
でもの心を傾けるにはこの言葉しか思いつかなかった。
昔がよく言っていた言葉…
『お姉ちゃん!私が最高の景色、見せてあげる!』
今度は…私が…見せてあげるから…
立って
。