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真夏の残像(黒子のバスケ)

第3章 退屈


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『お前のヒザがダメならば頭を使え。












お前が出来ることはまだ幾らでもある。


…僕が与えてやろう。』








入学式前日。

私はお姉ちゃんと同じ誠凛高校に入る事になった。









どうやら私は思い出したくない思い出が頭の中によぎったみたいだ。



きっと…酷い顔してる。









「自分で捨てるって言っといて…


ホントおかしい…。」








嘲笑うかのように顔を歪める。

固まった顔の筋肉は正常に動かずますます歪んだ顔になる。










「…欲望も同じ様に固まってくれたら…良いのに。」





ふと自分の手を見る。


重いドリンク運び…タオルやビブスの洗濯




そして…精神(メンタル)の眼を使った作戦立て。





あの頃はすごく辛くてすごく楽しかった…














それまで捨てた私は何をすればいいのか…






退屈は人をダメにする…



よく言ったもんだと思う。





《あーあ…ダメになっちゃったーもう良いよ。このまま居なくなっちゃえ?》




私の中の一人が囁く。その瞬間瞼が重くなり私は床に突っ伏した。









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