第12章 帰還
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姉ちゃんとパパと火神くんと一緒にリビングへ入った。
するとたくさんの声が私を包んだ。
「!!お前、無事だったか?」
「順くん。
だぁいじょぶ。
むっちゃ元気〜。」
「…っ!お前戻ったのか。」
「うん。
今迄ごめんね。
そんで、よろしく。」
「さん。」
「テツヤ君!
心配かけちゃったね。ごめんね。」
「また…笑ってくれましたね。
嬉しいです。」
「んふふ。ありがと〜
思い出してから楽になったんだ。」
「虹村さん…ですか?」
「うん。
私は一人じゃあ無かった。
何であの時から一人で突っ走ってたんだろうね。
迷惑かけたね。
テツヤ君。」
「…まだ僕らの償いは済んでません。
みんなで笑える様になってから、
また、言って貰って良いですか?」
「うん。楽しみにしてる。」
「おい!何とイチャイチャしてんだ!?
ミニゲームごときで俺らに勝ったからってといちゃつく権利なんてねえ!
こっち来い!黒子!ダァホ!」
「無事で良かった。ちゃん。」
「お騒がせ、しました。伊月さん。
「明るくなったね、ちゃん。」
「はい…また、戻れました。
いや、戻ってる途中です。」
「?
それってどういう…」
「お〜い。。
こっち来い。
そんでお前らここら辺の床にでも座れ。
悪りぃが話がある。
の話だ。」