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真夏の残像(黒子のバスケ)
第12章 帰還
リコside
「姉ちゃん!ただいま!」
クルマから降りてきたのは私の妹だった。妹は笑顔であの時の様に笑っていた。
私は涙が出た。
出た涙は本当に温かかった。
「っ…」
私はを抱きしめる。
もうを抱きしめることなんて無いと思っていた。
はあの時の様に温かだった。
「姉ちゃん、今迄ごめんね。
そして、
ありがとぉ。」
はにかむ様な笑顔では言った。
「良いのよ。
がまた笑ってくれただけで。」
今度こそこの笑顔は
壊さないから、
また、の姉でいたいって思っても良いですか?
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