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真夏の残像(黒子のバスケ)

第13章 幻想


の母の名前は

由妃。



父の名前は



健三。





そしての本名は


相田



じゃなくて



月城だ。




俺とリコは


お前の肉親では無い。







しいて言えば里親だ。







お前の母親…



由妃は有名なバスケットボールプレイヤーだった。







俺も見たことがあるが、あいつは天才としか形容出来ないほど素晴らしいプレイヤーだった。






由妃は、お前と同じ様に膝を痛めていた。

だが、周りからの期待、声に答え続け、俺でも悪化し始める迄由妃が怪我をして居ることなど気づかなかった。




そして、由妃はある試合のラフプレーにより復帰不可能な怪我を負う。





日常生活も困難になるかも知れないほどの大怪我だ。


膝の靭帯、4本の内あいつは3本断裂した。




今迄の疲労、そしてスポーツ選手として若手とは言えない年の彼奴にはこの怪我は重過ぎた。


世間の風当たりも強かった。





彼奴は泣く泣く引退した。









と同じ様にベッドの上で泣いていたよ。









「なんで私なの…?影虎君…」




そして彼奴はバスケットボール界から姿を消した。






ある雨の日だった。
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