• テキストサイズ

真夏の残像(黒子のバスケ)

第10章 起床


NOside



『…お前はよく話すな。』




『そう?』




『あぁ。よく話すし、よく笑うし、よく泣くし、よく怒るし、よく寝るし、よく食うな。』



『んふふ。食うのは余計だよ。

ーーーー。』




『でもお前は何時も笑って話すよな。


どんな時も。』




『そうかな?自分の顔見ながら話してないから分かんないや。』




『何で、お前はそんなに他人を大切にするんだ?



何で、何時も人の顔を見て、人の顔色伺って、怯えて暮らしてる?



お前は一見自由に見えるだろうが…












俺はお前程何かに怯えて絡まれてる自由じゃねぇ奴は初めて見る。』




『…そうかな。』



『おお。』




『私、もう失いたくないの。』




『…?』




『ーーーーも。ーーーーーーも。




だから、



もし私が何かを傷付けそうになったら


止めてね。







もう、あんな思いはしたくない。



いや、




させたくない。










あなたにしか頼めないの。

























お願い。









ーーーーーー。
/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp